子供のころになりたかったもの

子供のころに、将来どんな職業に付きたいかを少なからず、大人から言わされていたように思う。
自分が何と答えていたかは、自分自身ほとんど覚えていない。
だが、まわりの人たちが覚えていたり、思い出の文集のようなものから見つけ出せることがある。


幼稚園の姪っ子に、何になりたいかを聞いたところ、幼稚園の先生になりたいと答えた。
そして、そのために彼女は、ピアノを一生懸命練習していた。
幼いながらも、ピアノを弾けることが幼稚園の先生の条件だと思い込んでいたのだと思う。

その姪っ子は、小学生になり、今は、小学校の先生になりたいのだという。
幼稚園よりも、しっかりとしているからだそうだ。
自分のことを冷静に見つめ、幼稚園のころよりも、今の自分の方が、大人は教えやすいと思うと話してくれた。
微妙な回答だと感じた。
たしかに、現実的な回答ではあったが、決して夢のない話ではない。

彼女は、人に教えることに対して、大きな夢と憧れを持っていて、それを実現できる仕事を選んでいるに過ぎない。
とっても現実的な話ではあるが、彼女の思いは真剣なのである。
そう考えると、自分で、幼いころになにになりたかったを答えられない自分が少し恥ずかしくなる。
どうして思い出せないのだろうと思う。
なんとなく、そうだったなと思う仕事はあるが、それが本当に情熱をもってなりたかったものなのかは、かなり疑問に思う。
それでも、その時は何らかの努力はしていたはずなので、それを信じることにしよう。

«
»