たぬきにしか見えない犬

うちの近くはとても犬が多い。
誰にも会わないだろうと思ってこそランニングをしている朝五時に、既に犬の散歩に出ている人何人かに遭遇する。
わざわざこの時間に走る意味がなくなるようであるが、とにかく四六時中見かけない時間がないほどに犬が多いのだ。

おそらくこの現象は、今や世界規模の話であろう。
人間と同じくらい、犬がいるんでなかろうかと思ってしまうくらいだ。

そんな、たくさん犬がいる私の近所ではあるが、一匹だけ、どうしても犬に見えない犬らしきものがいるのである。
人間がリードを引いて、ところどころの電柱にマーキングしながら歩いている姿は、見まごうことなく犬なのだが、どうしてもその外観が犬ではない。
まるでたぬきなのである。
それも、たぬきの子供である。

こげ茶色のふわふわした柔らかそうな毛に包まれた身体は、おそらく体長30cmほど。
しっぽまで含めて、だ。
そのしっぽもなにやらふさふさして垂れ下がっている。
耳は小さくて、顔のあたりもふわふわした毛に覆われている。

ポメラニアンなのかな、と思って眺めてみても、いや、どこかが違う。
どこかが野趣溢れている。
なんとなく保護色のこげ茶色のようで、例えば普通の柴犬のような茶色ともまた訳が違うのだ。

とにかく私はたぬきの子供だと思っているのだが、もう何ヶ月もの間見かけていて、その度にたぬき子供様のサイズなので、どうもたぬきでもなさそうだというのが現在の見解である。
では一体何か。
未だに飼い主には、何の生き物なのか聞けていないのだが、いずれは問いただしてみたいと思っている。

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